- ツヴァイ マリッジコンシェルジュ 影澤紗恵
1990年、入社。アドヴァイザー歴21年。これまでに約5万件以上の結婚相談を担当した経験を持つ“幸せな縁結び”のプロフェッショナル。全国の企業や自治体で、時代とともに変化していく結婚事情について、積極的な講演活動を行っている。
■仕事に夢中、充実している女性に限って……女性の社会進出が進み、男性と同等に仕事をこなしてキャリアアップを目指す女性がたくさんいます。彼女たちは日々仕事に追われていて、男性との出会いの機会は少なく、出会えたとしてもデートする時間も十分にとることができません。気がつけば、30代も半ばにさしかかって独身のまま。
「どうしよう。早く結婚相手を探さなくては!」と焦り始めるわけです。
そういう女性たちの相談を受けているとき、彼女たちから口癖のように出てくる言葉があります。
「結婚については、仕事がひと段落したら真剣に考えたい」というものです。
大手企業に総合職で入社、男性同等に仕事をこなし、キャリアを重ねてきた女性がよくこうおっしゃるのです。
でも「ひと段落したら」とは、いつなのでしょう。バリバリ働いている人に、果たして「ひと段落」が訪れるでしょうか。優秀なビジネスウーマンであるほど、きっとずっと忙しいはずです。
「仕事も恋も両立させるほど器用ではないから……」という人もいます。でも、暇になったから恋しようと思っても、恋愛は“ご縁”が大切ですから、そのときにいい縁がなければ、恋することもままなりません。
恋を横に置いて仕事に夢中になるのも素晴らしいこと。でも、わずかでも、仕事に取り組む努力を恋愛にも注いであげないと、出会いをつかみ、恋愛したり、結婚することは難しいのではないでしょうか。
あえて恋愛するための時間を作ることが大切なのだと思います。