
- 第6回 佐藤陽子さん(洋菓子店を夫婦で経営、接客担当)
- 1970年、埼玉県生まれ。新卒入社した都内有名ホテルでパティシエのご主人と出会い、1999年に結婚。2010年10月に東京都足立区の五反野駅近くに、夫婦で洋菓子店『パティスリー シフォン』をオープンし、接客を担当する。趣味は旅行、音楽鑑賞、雑貨集め。明るく親切で、幸せオーラいっぱいのかわいらしい女性。
パティシエのご主人とふたりで、東京都足立区の洋菓子店『パティスリー シフォン』を経営し、主に接客を担当する佐藤陽子さん。明るくてとても優しく、“幸せオーラ”がキラキラと輝くような女性だ。有名ホテル出身のご主人もまた優しい男性で、彼が作るおいしいケーキや焼き菓子はもちろん、ふたりの人柄も同店の大きな魅力。
「お店を始めて本当によかった。楽しいですよ♪」とキュートな笑顔で話す陽子さんから、その幸せエッセンスをさぐってみよう。

彼女がコーディネートする店内は木材を基調とした温かい雰囲気で、趣味の雑貨集めをいかし、動物のマスコットなどが飾られている。心が和むような手芸雑貨も売られていて、幼いころに憧れる“かわいいケーキ屋さん”のイメージそのものだ。そんな素敵空間に陽子さんとご主人の明るい声が響き、店内にまで幸せがいっぱい満ちているよう。
陽子さんとご主人が出会ったのは、同期で新卒入社した都内有名ホテル。陽子さんは総合職としてフロントや営業を担当し、ご主人はシェフやパティシエとして活躍していた。
「そのころは、お互いに別の恋人がいたんです。でも遠くから主人を見て、いいな〜と思っていて。一目惚れかも(照)? 研修や社員旅行で接っするうちに、どちらからともなくお付き合いするようになりました。主人も私も、相手がアプローチしてきたと思っているんですけどね(笑)!」
交際を数年続け、28歳で社内結婚。それからしばらくして、陽子さんは(社)日本ホテル・レストランサービス技能協会に転職した。今年で結婚13年目になる。
「主人はホテルでパティシエとして働くうちに、いつか自分のお店を持ちたいと夢みるようになりました。私も昔から何かを作ったりすることが大好きで、主人の繊細さや器用さ、センスのよさはわかっていたので、いつか絶対に実現してくれる人だ! と確信していました(笑)。私は職場のみんながいい人で、仕事も楽しかったから、本当は退職したくなかったんです(笑)。でも主人の夢は私の夢でもあるから、応援したいなと思っていました!」