
小暮写真館
宮部 みゆき 著
講談社 刊
1,995円
物語のすべてが詰まった700ページの宝箱。
花菱英一の両親は、結婚20周年を機に念願のマイホームを購入。その家は、もと 写眞館で築33年の怖ろしく古い家だった。「小暮写眞館」の看板をそのままに していたため、ある日心霊写真が持ち込まれる。英一は、その謎解きに乗り出すが…。どこか飄々としてつかみ所のない主人公と、それを取り巻く人々や出来事。あたたかいホームドラマに包み込まれた深層心理は、いったい何を示唆しているのだろう。現代エンターテイメントの傑作。
- あっという間に読み切る度
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- 人間描写に思わず笑う度
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- 家族っていいなぁ度
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